現在の法律では、定年について、60歳を下回る年齢とすることができません。
つまり、最低でも60歳としなければなりません。(来年には61歳になるという噂も...)
定年は必ず設けなくてはならないものではありませんが、
「定年は設けた方がいい」というのが一般的な考え方です。
なぜなら、定年がなければ、
会社は雇った人を年齢により退職してもらうことができなくなるからです。
これは農業という業種でも同じです。
ただ、農場勤務時代を振り返ってみると、定年を意識したことはなかったし、
仮に定年が60歳だったとしても、その年齢まで働き続ける自信はなかったなぁ。。。
「若い時と同じ仕事を、40歳、50歳と続けていけるか?」という不安もありましたが、
それ以上に「いつまでこの仕事が続くんだろう?」と、
自分の将来が見えなくなっていった不安の方が大きかったかもしれません。
このようなことを考えてみると、
定年を設定することにもそれなりの意味がありますが、
もし長く働いてもらいたいと思うのであれば、
定年までどのように働いてもらいたいのか?ということを考え、
その道筋が思い浮かぶような環境を整えることの方が大切なのかもしれません。
これは農業に限った話ではありませんね。
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(2012.07.06)