龍の成長物語第4弾。躍龍です。
ちょっとやそっとでは揺らがない、しっかりとした志を立て(潜龍)、
師匠について基本を学び(見龍)、
実践的な知識や技術を習得しつつ、今日という日はどうだったかと深く反省する(君子終日乾乾)。
立派な志と実力を兼ね備えた龍に、もう一つ必要なもの。
それは「天の時」です。
或(ある)いは躍りて淵(ふち)に在(あ)り。咎(とが)なし。
淵は、潜龍時代に龍がいた場所です。ここで龍は志を立てました。
しかし、潜龍時代と異なり、ただひたすら淵に潜っているのではありません。
「或いは踊りて」とあります。
淵にいるかと思ったら、突如空を飛んでみたりする。
ちょっと落ち着きがないというか、動的というか。
こんなことをしながら龍は何をしているのでしょうか。
今か今かと、活躍すべきタイミングを見計らっているのです。
「天の時、地の利、人の和」と言いますが、
いくら志が高邁で、実力があっても、タイミングを外してはいけないのです。
時をも制することができるようになることが、次のステップ、飛龍に求められるんですね。
ここまでで龍の成長物語の準備編は終わりました。
易経は活躍する人物になるために、次のようなステップを提示しています。
1 志を立てる(しっかりしたビジョンを持つ)
2 しっかりした人について、基本を学ぶ
3 問題意識を持ちつつ、量をこなしなして、実力をつける。
4 外に目を向けて、打って出るタイミングをつかむ
1~3は自分の内面を鍛えることであり、
4は自分と環境の間にかけ橋を作ることでもあります。
また、実力をつけるというポイントに2ステップも受けて説明するくらい、
実力をつけていくという点が欠かせないということも読み取れます。
そして、最初にすべきこととして「志を立てる」(ビジョンを持つ)ことを挙げています。
なんとなく始めてはいけないのです。
「何のためにやるのか」という点を考えてから、具体的な行動に移しましょう、と
易経は私たちに教えてくれているのです。
(2012.01.17)




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